2008年3月5日水曜日

The first step

はじめの一歩というものは、あまり深く考えないほうが、うまくいく。
だから、とりあえず軽い気持ちで書き始めることにした。

このブログは「マーケティング&ブランディングに関するあれこれ」
という副題がついている。

しかし、小難しい話はあまりするつもりはない。
マーケティングは、誰もが常に本能的にやっていることだ。

「政治は人間が3人になった段階で始まる」
20年以上前、大学の教養課程の政治学の教授が言った。

それならば、
「マーケティングは人間が2人になった段階で始まる」
と言えよう。

マーケティングとは、ターゲットとした対象(人)に対して、五感に訴えかけ、自らが望む行動を取らせることである。

欲しい洋服の前で、ちょっと甘えた声を出してみたり、
勝負のプレゼンの日には、原色系の服を着てみたり、
好きな異性に振り向いてもらいたくて、流行の髪形にしてみたり、
頼られる上司と思ってもらおうと、まめに声をかけたりメールを送ったり。

誰でも似たような経験があるだろう。

それではブランディングとは一体なにか?

ブランディングの最終目標は、あの手この手で五感に訴えかけるまでもなく、その「ブランドネーム」や「ブランドロゴ」だけで、ターゲットとした対象(人)に、自らが望む行動を取らせることを可能とすることである。
そしてブランディングとは、そのような「最終目標」の実現に向けた、「絶え間ない」マーケティング活動を言う。

ここで重要なのは、その活動が「絶え間ない」ものであることである。
ブランドはその活動を止めたときに、ブランドではなくなる。
莫大な利益を生むブランドと絶え間ない投資は表裏一体なのである。

読者の方々にとって、このブログが、シンプルにマーケティング&ブランディングを考える、第一歩になれば幸いである。



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